潮干狩りのシーズンになりましたね。
家に持って帰って見たらあさりがぬるぬる、ねばねばしたものがあさりから出ているのを見たことありませんか?
え。これって腐ってるの?
食べて大丈夫?
心配になったことありますよね。
楽しみながらも一生懸命とったあさりは新鮮なうちに砂抜きをして美味しく食べたい!
この記事では潮干狩りで収穫したあさりが触ったときにぬるぬるしてるのは大丈夫なのか?
潮干狩りから上手に持って帰る方法や砂抜きの方法もご紹介します。
潮干狩りあさりのぬるぬるは大丈夫?
家族みんなで楽しんだ潮干狩り。
手袋で気づかなかったけどぬるぬるしてる!
臭いは特別ないけど、本当に大丈夫なのか調べてみました。
潮干狩りあさりのぬるぬるは貝の習性で腐ってない
あさりから出てるぬるぬるは粘着性のある粘液で呼吸をするときに出るものだと考えられます。
持ち帰った貝がなんだかぬるぬるしてて、腐ってるんじゃないかと心配になりますよね。
でも安心して大丈夫です。
貝類や魚に含まれるもので、腐ってるために出てるのではありません。
このぬるぬるした粘液を出して自分の身体の面積を大きくすると、潮の流れに乗りやすくなるんです。
腐ってたら異臭があるのでしっかり確認しましょう。
潮干狩りあさりの持ち帰り方法
海辺で拾ったあさりを家までなるべく新鮮に持って帰れると嬉しいですよね。
潮干狩りの後にその場でやることと、その後の持ち帰り方をご紹介しますね。
・小型のクーラーボックス
・新聞紙
・保冷剤
・空のペットボトル
潮干狩りのあさり持ち帰るために潮干狩り場でやること
潮干狩りをした場所でその場でやっておくことがあります。
そのままビニール袋に入れて帰るのは避けたいところです。
何をやるべきかご紹介します。
① 砂を落とす
貝に付いている砂を海水でサーっ
と洗って落とします。
② あさりの選別をする
貝の殻が割れてるものや、触っても口が
開いたまま閉じない貝や貝から異臭が
する場合はその場で海に戻しましょう。
③ ぬめりを取る
貝に付着しているぬめりや汚れ、菌
などを落とすために水道水(真水)
で洗って、良く水を切ったあとに
クーラーボックスに入れます。
この時、水道水(真水)の流水で
洗います。
あさりは真水に弱いので浸さずに
流水にします。
採ったあさりの選別のポイント
帰る前にやるべきこととして「選別」があります。
“貝の殻が割れていたり、触っても口が開いたまま閉じない貝や貝から異臭がする場合” は注意が必要なのですが、具体的に何がダメなのか?死んでるのか?の判断基準をお伝えします。
もし持ち帰って砂を抜くときや、調理した時でも気づけば口にするのを絶対にやめましょう。
ダメな貝の見分け方
水管が出たままである
生臭い異臭がする
家に帰ってからの見分け方
死んだあさりが混ざってます
洗ったら簡単に口が開いた
加熱しても口が開かない
死んだあさりを食べると「貝毒」と言って食中毒のような症状を引き起こします。
火を入れて調理しても毒はなくならないので非常に危険です。
死んだ貝は絶対に食べないように注意しましょう。
実は潮干狩りで採れる貝って他にもあるのご存知ですか?
見つかったら嬉しいハマグリ!
あったら結構ラッキーです。
宝物探すようにお子さんと楽しんでも良さそうですね。
潮干狩りのあさり持ち帰り方ポイント
潮干狩りの場所であさりを洗ったら、さぁ家に持って帰りましょう!
① クーラーボックスへ入れる
真水で洗って良く水をきったあさりの上に海水で濡らした新聞紙を敷いて、その上に保冷剤をのせてクーラーボックスの中へ。
② 海水を持ち帰る
砂抜き用として用意した空のペットボトルやポリタンクに海水を入れて帰る。
面倒かも知れませんが、新鮮さを保ちながら家まで持って帰れるのでここはがんばってみましょう!
海水はなるべく濁りがないきれいな水がおススメです。
クーラーボックスは折りたためるのがおススメ!
必要な時だけ組み立てればOKなので、かさばらないのが嬉しいですね。
潮干狩りだけでなく、普段のお買い物やアウトドアにも使えて1つあると大活躍!
潮干狩りあさりの上手な砂抜き方法
自分で採ってきたあさりを料理して口に入れたとき、ガリっと砂を噛んでしまった経験、みなさんもありますよね。
砂をちゃんと抜いて美味しく調理していただくための砂抜きの仕方をお伝えします。
・バット
・新聞紙など
・持ち帰ったあさり
潮干狩りあさりの上手な砂抜き方法①バットにあさりを並べる
あさり同士が重ならないようにバットに並べます。
この時、平らなバットを使用しましょう。
バットは四角いの浅い容器で、切った材料を並べたり・揚げ物の衣をつけたり・下味をつける時に使用するステンレスやプラスチックの容器ですね。
丸みのある深いボールは適していません。
重なり合うと、あさりが呼吸を出来なくなってしまうためです。
潮干狩りあさりの上手な砂抜き方法②海水を入れる
貝を並べたバットに持ち帰った海水をヒタヒタくらい入れます。
水面よりちょっとだけ出るくらいがヒタヒタです。
潮干狩りあさりの上手な砂抜き方法③新聞紙をかぶせる
並べて水をヒタヒタにしたバットの上に新聞紙などを載せて暗くしてあげます。
ピュッと潮を吐いた時の飛び散り防止にもなります。
常温で約3時間ほどつけておけばOK。
砂ぬきが完了します。
採った当日中に食べきらなくても冷蔵庫で保存も可能ですよ。
砂抜き方法の時短裏技
実は短時間で砂を抜く裏技もあるんです!
これまでは代表的な砂抜きの仕方をお伝えしました。
家庭の主婦は忙しくて「3時間なんて待てない!」という人もいるかも知れませんよね。
私も3時間待てない派なんです~。仕事してるとそんな時間ない。
早く砂を抜くする方法は、
50℃のお湯に5分浸けるのみ!
塩も使いません。
50℃のお湯でなぜ出来るのか?
50℃だとあさりは熱くてびっくりして苦しくなるので殻を開けて中の砂を吐き出すらしいです。
砂は抜けるけど、貝にはストレスになって砂と一緒にうま味も逃げてしまいがちなので、本当に忙しい人向けの奥の手ですね。
あさりの砂抜きなぜ必要?
口の中でじゃりっとして不快。
砂の味もしそうで美味しくなくなっちゃう。
あさりの砂抜きは口当たりをまろやかにするためなんです。
そもそも砂抜きって絶対しなきゃいけないのか考えたことありませんか?
あさりは他の貝に比べて取り込んでる砂の粒が大きいのが特徴。
なので、口に入れた時に間違って砂を噛んでしまったときの不快感が大きいため砂抜きをします。
あくまでも口当たりを良くするためにするので、砂を抜かないと健康被害があるわけではありません。
まとめ
潮干狩りに行って、採ったあさりが触ったときにぬるぬるしてるのは大丈夫なものなのか?
あさりを持ち帰る上手な方法や砂抜きの仕方をご紹介しました。
あさりがぬるぬるしているのは、
- 粘着性のある粘液で呼吸をするときに出るもので貝の習性。
- 腐っているわけではない。
- 腐っている場合は異臭がするので、しっかり確認する。
ぬるぬるは貝の習性であって、心配はいらないみたいですね!
海で採った貝の持ち帰り方法は、
① 砂を落とす
② あさりの選別をする
③ ぬめりを取る
海で洗って持ち帰る時のポイントは、
① クーラーボックスへ入れる
② 海水を持ち帰る
参考になりましたでしょうか。
スーパーで購入したあさりは衛生管理がしっかりしているので砂抜きだけでも十分美味しく食べることが出来ますが、自分で採ってきたものはしっかり処理をして食べるように心がけて貝毒にあたらないよう注意が必要ですね。
そうすれば潮干狩りの採れたてを美味しく食べることが出来ますよ。
どんなあさり料理が好きですか?
やはり王道は“あさりのお味噌汁”でしょうか。
たくさん採れて他にも作れそうなら、酒蒸しにしても良さそうですね。
炊き込みご飯も出汁が出て美味しそう!
こんな風に持ち帰った後の楽しみを想像しながら、潮干狩りをしたらより一層楽しめそうですね。
持って帰る方法がわかっていれば準備もラクで帰ってあと美味しいあさりが食べれるので楽しみが増えます。
ぜひお試しください。