「魔女の宅急便」は公開からすでに30年以上経った今も色あせずすべての年代の人から愛され楽しめる作品ですね。
何度見ても心温まる素敵な名作。
美しい街並みが描かれた中での主人公の魔女キキの大冒険が見どころなのですが、この映画の中で実は裏設定があるのをご存知でしょうか。
登場する女性たちが身に付けてるピアスにの色の謎や、キキの赤いリボンや靴にも深い意味があるようなので自分なりに考察をしました。
この記事では魔女の宅急便にあると言われる裏設定のピアスの色が表しているのは何か、またキキの髪に付けてる赤いリボンや靴の謎にも迫りたいと思います。
魔法が使えるって女の子にとって憧れ!小さい頃私も、飛べるはずないのにほうきにまたがって真似したな~。
魔女の宅急便の裏設定ピアスの色の意味は?
魔女の宅急便には主人公のキキを始め、何人もの女性が出てきます。
そしてその女性たちを注意深く見ると耳にピアスを着けているのはご存知でしょうか。
実はこのピアスの色には裏設定とも言える意味があると言うのです。
色の謎は何なのでしょうか。
魔女の宅急便赤ピアスはお母さん?
赤い色をしたピアスを身に着けてるのは子供のいる母親?とも言われています。
赤いピアスを着けているキャラクターは以下の通り
- キキの母”コキリ”さん
- パン屋の奥さんのおソノさん
- カゴを届けたケットの母
- キキがおしゃぶりを届けた婦人
この4人ですね。
この人達はみんな母親なんです。
赤ちゃんを産んだ経験のある人が赤色ピアスを着けているのでしょうか?
とも思えば、母親でないキャラクターも実はいることがわかりました。
- マキさん(ケット母の妹)
- 少女D
- ニシンのパイの老婦人の孫娘
この3人は子供がいるかわからないけど、まだ産む年齢ではないかの微妙なところ。
確実に妊娠経験ありか判別できないキャラクターも実は赤色のピアス。
なので、赤いピアスの女性=母親、とも言い切れないかも知れません。
母親に限らず、大人の経験を済ませている女性を指すのかも知れませんね。
経験あり、なしで色を変えるなんて。本当だとしたらすごい~。
魔女の宅急便黄色ピアスは恋愛?
黄色いピアスをしている母親はどうやらいないようです。
黄色のピアスは恋愛に憧れを持っていたり恋愛はしてるけど、大人の経験は未経験な女性なのかもと考察できます。
黄色のピアスをしているキャラクター3人を見てみましょう。
- 先輩魔女
- 少女C
- ニシンのパイを焼く老婦人の孫娘
先輩魔女と少女Cは黄色。
先輩魔女はまだ14歳の設定ですね。
母親になるには早すぎます。
少女Cたちは3人で楽しそうに男の子の話をしていましたね。
子供を産める年代ではなく恋愛に憧れたりワクワクしたり、特定のお付き合いをしている人がいるわけではない女性なのかも知れません。
黄色は恋愛に憧れを持っているが大人の経験は未経験な女性なのかも。
けれど、ニシンのパイを焼くおばあちゃんの孫娘は途中でピアスの色が変わっています。
ということは映画の中で最初はただ恋愛に憧れていただけだったけど、その後経験をして赤色に変わった?とも考えられるのですが、本当にそうなのでしょうか。
真意はわかっていません。
お話の中で経験したってことを色を変えて表すなんて、これまたすごい裏設定!
魔女の宅急便青ピアスは年配女性?
確認すると青い色のピアスの女性はすべて年配の女性でした。
- ニシンのパイの老婦人
- ケットのおばあちゃん
- モブの高齢女性
すでに子育てを終えたか、人生経験がかなり豊富な高齢女性であるようです。
このようにピアスの色には意味があって、その人の現在おかれている状況を表しているとも言えるのではないかと思います。
30年も前に作られたお話なのに、アクセサリーで女性の現在を表すなんて、ちょっとオシャレじゃないですか?
大ヒット作品を作る人って目のつけどころがやはり違うんですね!
しかし、バーサ(高齢女性の使用人)はピアスをしていないんです!
これはどうしてなのかわかっていません。
うーん、やっぱりピアスの色って関係ないのかしら?
ニシンのパイを焼く老婦人は、自分が年をとったらこんなおばあちゃんになれたらなぁという理想の白髪で優しいおばあちゃん。
映画を見ていてホッコリします。
魔女の宅急便のピアスなしは恋愛未経験?
ピアスを着けてないキャラクターは恋愛未経験が予想されます。
- キキ
- ウルスラ
- キキの地元の女友だち
ピアスなしのキャラクターはこの3人。
キキはトンボに恋心を抱いてないの?
黄色なんじゃ・・・?
キキとトンボの関係は映画の中でも気になる見どころの一つ。
ロマンスに発展するのか気になった人も多いのでは?
二人はまだ恋愛関係に発展してないので、キキはピアスをしていないのだと考えています。
宮崎駿監督もキキとトンボが恋人になったとは思ってないと語っていました。
魔女の宅急便の映画の中では恋に発展しそうな予感どまりということですね。
魔女の宅急便大きな赤いリボンの謎を考察!
魔女というとなんだか怖いイメージも出て来ちゃいますが、魔法を使える少女というと活発で元気な不思議ちゃんイメージありますね。
そして身に付けるものが赤色が多い。
赤毛、赤い服、帽子、杖・・などなど。
キキのリボンにはどのような意味があるのでしょう?
魔女の宅急便赤いリボンのイメージは思春期
キキは13歳。
大きな赤いリボンは思春期を迎えているキキをイメージしたもののようです。
思春期真っただ中のキキは赤色の大きなリボンを着けています。
髪は魔女っぽくない黒髪なんですけどね。
赤いリボンが映える黒髪です。
キキの赤いリボンが魔女の宅急便の始まり。
宮崎駿監督がまず描いたのが大きなリボン。
これが思春期なのだとか。
偉大な人は頭に降りてくるイメージがすごすぎて一般人には理解が出来ませんが、宮崎駿監督は大きなリボンが主人公の娘を守っていて、それが思春期なんだと。
そこから魔女の宅急便が出来上がっていった経緯があるようですよ。
思春期=まだ自立してないという意味なんでしょうね。
少女にはリボンが似合うし、黒髪に赤色はとても映えて素敵だった~!
大きなリボンとジジに守られるキキが宮崎駿監督のイメージだということがわかりました。
魔女の宅急便赤い靴の謎を考察
キキの憧れるショーウィンドーに飾ってある赤い靴がありますね。
この赤い靴にも裏には意味がありそうです。
赤い色、ショーウィンドーを眺めるだけの靴の裏設定は何なのでしょうか?
魔女の宅急便の赤い靴は大人の女性への憧れ
キキにとってのショーウィンドーの赤い靴はいつかこんな靴を履いて歩いて、素敵な女性になりたいと思ったのではないでしょうか。
ショーウィンドーに飾ってある赤い靴を「素敵ね」というキキ。
キキにとってその赤い靴はとても美しく輝いて見えたのでしょう。
女性なら誰しも靴に憧れを抱きますよね。
「一度はこんな靴履いて歩いてみたい」という靴に出会ったことのある人もいるのでは?
私も若い頃ヒールの高い美しいラインの靴に憧れて、いつかこの靴の似合う女性になりたい!って思ったわ。
いつかこの靴の似合うような素敵な女性になりたい!と女性ならみんな思うのではないでしょうか。
赤=女性らしい色。
ちょっとヒールが付いてたりすると、少女からすると大人の女性に見えてついつい憧れちゃいますよね。
もっと大人になったらこの赤い靴の似合う素敵な大人の女性になりたいと憧れを抱いたのでは。
修行を始めたばかりのキキにはもちろん値段的にも手の出せない高価なものだったのでしょう。
素敵な大人の女性はキキにとってまだまだ手の届かない存在だったのかもしれませんね。
エンディングでもまた赤い靴は登場します。
高価だった靴はもう手に入れられるところにいるのにまだ買わないキキ。
眺めるだけなのです。
きっと夢や憧れはいつもいつまでも先にあって、それに向かって人生を歩み成長していくという意味が込められてるのではと考えました。
手に入れたら終わってしまう・・・
いつまでも夢を追い続けるのって大事ですよね。
夢はいつも追いかけるもの、ってことを教わった気がします
まとめ
魔女の宅急便の裏設定であろうピアスが示す色の意味やキキの髪に付けてる大きな赤いリボン、赤い靴についての謎も自分なりに考察してみました。
ピアスの色はおそらく女性をグルーピングしているのでは、と思われます。
- 赤色:大人の経験をした女性
- 黄色:恋愛に憧れるがまだ経験なしの女性
- 青色:人生経験豊富な年配女性
このようにピアスの色で女性を分けているのではないかという裏設定が考えられます。
赤いリボンの謎については、赤いリボンが主人公キキの思春期の象徴であり、ここから魔女の宅急便が作られた始まりであることがわかりました。
赤い靴はキキの憧れであり、夢や憧れ、キキの思う素敵な大人の女性をイメージするものであるかなと考えました。
考察はいかがだったでしょうか。
これを見て、また魔女の宅急便を見返すと新しい発見や気づきがあるかも知れませんよ。