2024年1月からスタートしたTBSドラマ「不適切にもほどがある」が面白くて笑えると注目されています。
昭和の典型的ダメおやじを阿部サダヲさんが演じ不適切発言を連発!
1986年にいる阿部サダヲさんがひょんなことから令和へタイムスリップし、現在の令和では考えられない不適切な発言や行動が令和の時代の空気をかき回すコメディドラマ。
そんな昭和時代満載の不適切な発言が今では考えられないことが面白くて笑えちゃう。
脚本はクドカンこと宮藤官九郎さんが手がけるオリジナルドラマ。
実はドラマのお話の最中に突然ミュージカル演出が入ってきます。
ドラマの中で演者さんによる歌が、SNSでは賛否両論あり「歌いらない」の声も結構聞こえてきます。
ミュージカル仕立てになっているだけあって、俳優さんたちの歌や踊りやに釘付けになり、誰が振付けの担当しているのか気になる人も多いのでは?
この記事では「不適切にもほどがある」の中のミュージカル演出のシーンで歌はいらないのではないか?
なぜミュージカル演出があり、振付けは誰が担当しているのかを調査します。
不適切にもほどがあるの歌いらない?
![テーブルに白い紙に書かれた「いる」「いらない」がクリップで止められて置かれている](https://www.shining50adventures.com/wp-content/uploads/2024/02/いるいらない?.jpg)
ドラマの途中でいきなりその場で歌いだし、ミュージカルが始まることに違和感を覚える人もいるようです。
SNSでも歌って踊るシーンは必要ないという声の方が多いようです。
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あのミュージカルのせいで、内容が頭に入ってこないよね
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ミュージカルというかフラッシュモブに近い不快感
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テーマは素晴らしいのに見せ方が特殊過ぎて、ただただもったいない
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せっかく面白かったのにミュージカルは長いし興味ないしで見てるのがしんどかったです
などなど他にも多数ありますが、歌や踊りが必要ないという理由は以下のことが考えられます。
不適切にもほどがある歌いらない理由①:突然のミュージカルにビックリする
ドラマは昭和の懐かしさ満載で、昭和生まれ昭和育ちには笑えるシーンがたくさんある中でテンポ良くお話が進んで行きます。
お話に夢中になっていると、いきなり居酒屋やオフィス内、スタジオ内で俳優さんたちが歌いだし踊り出す演出にビックリして引いてしまった人が多かったよう。
ドラマはドラマ、ミュージカルはミュージカルとして見たかった人が多いのかも知れません。
斬新で攻めた構成のドラマですね!
不適切にもほどがある歌いらない理由②:ミュージカルシーンが長い
1曲たっぷり歌ってくれる大サービス!
お話を挟んでまた歌いだす!なんてシーンもあります。
ドラマの中で3分~8分ほどミュージカル仕立てになっているのはかなり長いのではないでしょうか。
「ミュージカルの尺長い」という口コミも多かったですね。
ちゃんと見ると、みんなの踊りも合っているし踊りも歌も上手で素晴らしいんですよ!
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ミュージカルになってなんだこりゃ?です。しかも長い。長い!
不適切にもほどがある歌いらない理由③:見ていられないほど恥ずかしい
普段の生活で急に歌いだしたくなるなんてことありませんから、視聴者が自分を投影出来るような場所で歌っているのを見るのは恥ずかしくなった人もいるようです。
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ドラマでセリフを歌にして踊ったり、見ているこっちが恥ずかしい
不適切にもほどがある歌いらない理由④:日本人はミュージカルを受け付けない人が多い傾向
ミュージカルは人の心の奥深い心情や感情を、歌声や身体全部を使って時にはオーバーすぎるくらいの表現をします。
日常的に感情を大きく出さない日本人にとってミュージカルは受け入れにくいものかも知れません。
ミュージカルは普段見ているドラマには求めていなかったのでしょう。
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ドラマを見ようと思った人達は、このドラマにミュージカル演出なんか求めてなかったと思う
不適切にもほどがあるミュージカル演出なぜある?
![舞台でミュージカルを踊っている大勢の人たち](https://www.shining50adventures.com/wp-content/uploads/2024/02/musical.jpg)
![舞台でミュージカルを踊っている大勢の人たち](https://www.shining50adventures.com/wp-content/uploads/2024/02/musical.jpg)
お話だけでも十分面白いのになぜミュージカル風な演出をしているのか、独自の考察をしてみました。
不適切にもほどがあるミュージカル演出なぜ?①:コメディ要素を出したかった
クドカンさんの脚本はクスっと笑ってしまう要素が散りばめていたりしますね。
今回も視聴者を笑わせたいコメディ要素をこのミュージカルに込めたかったのかも知れません。
ミュージカルは「ギャグ」の一環のつもりなのでしょう。
不適切にもほどがあるミュージカル演出なぜ?②:セリフを曲に乗せてメッセージを伝えたい
ドラマでは昭和と令和の問題提起が描かれています。
問題解決に至るまで、ストーリーの中で時間を多く使えないことからミュージカル調にして軽くノリにして訴えたい歌詞を歌と踊りに乗せて問題解決まで進める意図があるのでは?と考えます。
歌詞に込められた内容をお話として描くとそれこそ1時間のドラマ尺では終わりませんね。
例えば第2話の仲里依紗さんが子育てしながら働く環境を整えて欲しいと訴えて歌うシーン。
ちあきなおみさんの「四つのお願い」の曲に乗せて、
① ひとつひとりでやるから
② シンプルに給料あげて
③ 託児室は別館じゃなくて本館に設置して
④ ペーパーレス
⑤ ランチは最低1時間保証して
⑥ シフトは仕事を覚えてからにして
⑦ タレントの楽屋挨拶はナシの方向で
⑧ やる気を削がないで
4つじゃなくて、な、なんと8つになってますがこの8つのお願いをドラマで描くとそれだけで1時間使ってしまうほどでしょうが、歌ならなんと2分弱!なんです。
不適切にもほどがあるミュージカル演出なぜ?③:問題提起についてマイルドに表現できる
昭和の価値観を令和に持ち込んで、今一度考えてみよう的なお話になっていますが、セリフだときつい言い方になってしまいがち。
ミュージカルで昭和vs令和を演者vs演者で表現することで理屈っぽい内容も分かりやすくマイルドになっています。
ストレートに言ってしまうと令和世代は威圧感を覚えてしまう傾向にあります。
そこを避けるためにあえてミュージカル風にし柔らかく表現をしたのではないでしょうか。
不適切にもほどがあるミュージカル演出なぜ?④:俳優陣の歌の実力を魅せられる
違和感が多いと言われるこのミュージカルシーンですが、見れば俳優陣の歌の実力が抜群であることがわかります。
こんなに歌が上手かったの??と新しい発見もありますね!
また本物のミュージカル俳優が出演しているところもすごい!
第2話では仲里依紗(犬島渚役)の夫・谷口龍介役の柿澤勇人(かきざわ はやと)さんはミュージカルシーンで圧巻の歌声を披露。
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龍介の歌、レベチだった
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本物のミュージカル観てるみたい
など圧倒的な歌唱力を魅せてくれました。
不適切にもほどがあるミュージカル演出なぜ?⑤:コスパよりメッセージ重視
ミュージカルシーンは作曲やレコーディング、振付けにリハーサルなど非常にコスパが悪いそう。
それでもあえてミュージカル演出を入れるのは宮藤官九郎さんの深い思いがあるのでしょう。
今後最終回まで毎週はないかも知れないので、ミュージカルシーンが嫌な人は見続けても大丈夫そうですよ。
あ。6話まではミュージカルシーンは決定しているようです。
苦手な人は飛ばして見るのもアリなのでは。
不適切にもほどがあるミュージカル演出の振付け担当は誰?
![舞台で声援を受けている俳優陣たち](https://www.shining50adventures.com/wp-content/uploads/2024/02/musical2.jpg)
![舞台で声援を受けている俳優陣たち](https://www.shining50adventures.com/wp-content/uploads/2024/02/musical2.jpg)
良くも悪くも注目されるミュージカルシーン、振付けは誰が担当しているのでしょうか?
振付けの担当は振付師の八反田リコ(ヤハタ リコ)さん。
実は宮藤官九郎さんの奥さまです。
宮藤官九郎さんの5歳年上で宮藤さんが大学生の時に初めて八反田リコさんと出会ったのがきっかけのようです。
映画『ウォーターボーイズ』の「陸ダンス」やドラマ『うぬぼれ刑事』のダンス、NHK「みいつけた!」「あまちゃん」など、数多くの振付を担当しています
今回の「不適切にもほどがある」もそうですが、夫婦での作品共作も多いようです。
音楽活動もされていて、作詞からボーカル、フルートなどで活躍もされています。
多彩な才能をお持ちの人ですね!
まとめ
![舞台をバックに設置されている1本のマイク](https://www.shining50adventures.com/wp-content/uploads/2024/02/舞台をバックに設置されてるマイク.jpg)
![舞台をバックに設置されている1本のマイク](https://www.shining50adventures.com/wp-content/uploads/2024/02/舞台をバックに設置されてるマイク.jpg)
ドラマ『不適切にもほどがある!』で歌はいらない?ミュージカル演出はなぜ?振付けは誰が担当しているのか?について調べました。
歌はいらない理由とてして次の4つが考えられます。
- お話の途中で突然のミュージカルにビックリする
- ミュージカルシーンが長い
- 見ていられないほど恥ずかしい
- 日本人はミュージカルを受け付けない人が多い傾向
またミュージカル演出はなぜなのか?については
- コメディ要素を出したかった
- セリフを曲に乗せてメッセージを伝えたい
- 問題提起についてマイルドに表現できる
などが考えられます。
注目のミュージカルの振付けはこのドラマの脚本を手掛けているクドカンさんの奥さまであり振付師の八反田リコさんでした。
阿部サダヲさんが昭和の体育教師役で、1986年から2024年にタイムスリップして昭和では当たり前だった「パワハラ」やセクハラ」、「モラハラ」などを繰り出し、それが令和の時代に非難され、困惑するというコメディドラマでの歌のシーンについて調査しました。
令和のちょっとおかしな価値観を阿部サダヲさんがズバっと斬っていく痛快ドラマ。
回を重ねるごとに歌のシーンが楽しみになってきてる人も増えているようです。
今後のドラマの進行とクドカンワールドに期待が高まりますね!